選挙情報をお届けする「センキョタイムズ」。 今回のテーマは・・・ 「#37 脱立憲・入自民の今井るる。岐阜県議・多治見市選挙区／統一地方選 注目選挙区」です。 2023年4月に行われる統一地方選。 2000以上の選挙が行われる中で、岐阜県議選 多治見市選挙区に注目します。 調べてみたらめちゃくちゃ面白かったので取り上げることにしました。 まず、きっかけは、Youtubeへのコメントです。 コメントいただいた、浅草橋さん、ありがとうございます。 早速、コメント、紹介しますね。 「次のテーマは、 統一地方選の岐阜県議選多治見選挙区（今井るるさんの選挙区）なんていかがでしょうか？ 立憲側の陣営も国民民主と連合岐阜と三人四脚の体制を構築し、 相当力を入れて議席の死守を試みてるようです。 福岡から遠く離れた場所なので半分願望ですが、是非とも分析を聞きたいです！」 ということです。 浅草橋さん、本当にありがとうございます。 県議選と、多治見市の選挙区 まず、今回は、県議会議員ですね。 前回の選挙を見てみたいんですが、 無投票・女性ゼロ・新人ゼロ というフラグが立っていて、 無風選挙区なんですよね。 前回の戦いは、 （無所属・民主系・現職の）高木貴行さん （自民系・現職の）山本勝敏さん この２人が、当選しています。 で、今回の選挙は、このふたりとも出馬しません。 ふつは、このふたりとも、 ４月の後半で実施される、多治見市長選挙へ出馬するんです。 ですので、自民も民主も新しい候補を立てる事になっていて、 双方、結構前から準備してきていました。と。 自民公認は、新人で元共同通信記者の友江惇（ともえあつし）さん（３６） 民主系は、国民、立憲、連合３者推薦の印刷会社社員の判治康信（はんじやすのぶ）さん（４６） この二人が、議席２の選挙区に立候補を表明していて、 当初は、無風選挙になる予定でしたと・・・ そこへ、割って入ってきたのが、今井るるさんです。 待遇が悪かったか？給与が低いとか？という疑問が真っ先に浮かびました、、、 まず、今井ルルさん、岐阜県連の副会長。実質・県の＃２、３です。 福岡県の副会長は、古賀ゆきひと参議院なので、かなりの要職ですね。 月の活動費50万円（調査費20万円、支部の活動費30万円）を党から支給されていますので、一般的な25歳の方と比べても、決して悪くない待遇ですね。 この話をもって、今井さんとも親交があり、私の知人でもある、現職の立憲の議員にもヒアリングしてみました。 率直に、何がおきて、こうなったんですか？ おそらく、このまま、立憲でやっていても、次の選挙でも勝てないということが分かったんじゃないかと思います。だし、次の解散がいつになるか、分からないという不安もあったというのがベースにあったんでしょう。 どっちからすり寄っていったのでしょうか？ 古屋さんの後継候補である、古屋さんの長男のから今井さんに直接「県議選に出ませんか」と働きかけたと聞いていますよ。 古屋圭司さん自身も世襲議員でらっしゃって、息子さんにも世襲させたいと言う中で、 最大のライバルとなるのが、今井さんだったわけです。 古屋親子は、巧妙な罠を仕掛けたような感があります。 目の前にある県議選への出馬をちらつかせて、しかも、先が見えない立憲ではなく、自民党推薦候補として出馬してはどうか？となげかけたと聞いています。 多治見での知名度で言うなら、絶対に今井さんに分があると、本人も踏んだんだと思います 古屋親子からすれば、衆院選の最大のライバルを自陣営に取り込めますし、 世襲批判の中で選挙を戦う羽目になっていた息子さんからすると、 邪魔者がいなくなるので、大手を振って選挙を戦えるとなった格好ですよね。 古屋親子が一番得をしているのは間違いないですが、今井さんも、先が見えない現状を打開する方法として、立憲を離党して、自民推薦の岐阜県議になるという選択は、渡りに船だったのかもしれません。 いずれにしても、一番害を被っているのは、うちの党です。 今回の選挙予測 で、最後に、せっかくですので、選挙予測します！ さっきもお伝えしたとおり。 自民公認は、新人で元共同通信記者の友江惇（ともえあつし）さん（３６） 本日の主役、今井るるさんは、自民党の推薦候補です。 民主系は、国民、立憲、連合３者推薦の判治康信（はんじやすのぶ）さん（４６） この３人で、構図は決定したと行っても過言ではないですね。 前回4年前に選挙ができていたらなら、いくらか票読みができるのですが、 無投票でしたので、それ以外の方法で読むしかないという感じです。 参考にすべきは、前回の参院選の比例代表の政党別得票数です。 で、見てみると・・・ 自民公明と、立憲国民で、ちょうど、２：１くらいになりますよね。。。 非常に、読みにくい状況です。 自民は、今回、友江さんと今井さんの2議席を取りに来ていることは明白です。 一方で、判治さんがどこまで支持を広げられるのかが争点ですね。 立憲支持層の票のうち、今井さんが3割は持っていくと思うんです。 残った得票率で、ハンジさんが、全体の33%得票すればハンジさんが勝てるはず。 読みとしては、立憲、国民と、反自民のすべての票がハンジさんへ流れます。 つまり、立憲の7割（4,533）、国民の（4,598）、共産（2,680）、れいわ（2,160），社民（966） 32%の得票率になるのですが、これが何を意味するのかはわかりますか？ ハンジさんは、2位で当選する可能性が高いということです。 どういう意味かというと、 自民公認の友江さんと、自民推薦の今井さんが、 自民公明の票を、ちょうど半々に割り切ることができたら、お二人が当選すると思うんです。 しかしながら、そううまくいくとは到底思えない。というのが、私の見立てです。 じゃあ、友江さんと今井さん、どっちが勝つの？ですが、 世の中の見立て的には、自民公認の友江さんが支持を集めて当選するという見方が多いと思いますが、私はあえて、今井さんですね。 自民党の岩盤支持層は、友江さんが取ると思いますし、岐阜は自民王国といわれて久しいのですが、、、野田さんが本気を出すのと、女性のパワーを信じるということで、今井さんですかね。 ーーーー #センキョタイムズ #選挙タイムズ #選挙テック #選挙スクール #選挙 #政治 #議員 #政治家 #世直し #SenxoTimes #SenxoTech #統一地方選 #世論調査 #出口調査 #情勢 #多治見市選挙区 ーーーー 民主主義の根幹なのに、知っているようで意外と知らない選挙に関する情報を、硬軟交えてお届けするセンキョタイムズ。 毎週のように日本中で行われているどこかの選挙にフォーカスして、選挙の楽しみ方を痛快に紐解いていく、喜怒哀楽満載の選挙キュレーションプログラムです！ ★出演&Twitter 株式会社選挙テックラボ 大井忠賢（ https://twitter.com/ooitadataka ） 株式会社チカラ 元木哲三（ https://twitter.com/TetsuzoMotoki ） ★公式サイト 選挙テック https://senxotech.com/ ★収録 株式会社チカラ https://chikara.in/ ★面白かったらぜひチャンネル登録をお願いします！ https://www.youtube.com/c/senxotimes ★ポッドキャストでもご視聴いただけます！ Anchor https://anchor.fm/senxotech Spotify https://x.gd/jATa4 Appleポッドキャスト https://x.gd/tKChY Googleポッドキャスト https://x.gd/8JKdq ラジオのご感想、トークテーマのご提案はこちらまで senxotech@gmail.com ★出演者プロフィール 大井忠賢 株式会社選挙テックラボ CEO 福岡県田川郡福智町出身。株式会社選挙テックラボ CEO、センキョタイムズ 編集長（YouTube & Podcast）、福岡地域戦略推進協議会(FDC)事務局長補佐、九州大学 客員助教、楽心堂本舗株式会社 代表取締役などを務める。JAPAN MENSA会員、九州大学大学院修了。 元木哲三 株式会社チカラ 代表取締役 福岡市出身。ライター、作家、株式会社チカラ代表取締役。文章の学校主宰。経営者、学者、芸術家など、あらゆる人物にインタビューし、書籍制作のサポートを手がける。crossfm『morning gate』、『Books & Music 哲三堂。』のナビゲーターを務める。株式会社選挙テックラボ CMO。 ※自由気ままな選挙トークですので、厳密な考証は行っておりません。 ※出演者の妄想も多く含まれております。 -------------------------------------------------------------------------------------- BGM：トーマス大森音楽工房 https://www.youtube.com/c/FreeMusicTh... --------------------------------------------------------------------------------------